体の病気やケガがなぜ治るのか？ということがあります。
自然治癒力が働いてなおる、医者の出してくれた薬が効いたから、ということがあるかもしれません。しかし自然治癒力とは一体何なのでしょう。薬が効くとはいったいどんなことが起こるのことなのでしょうか、この疑問に答えてくれるものが見当たらないのです。一体なぜなのでしょう、カリフォルニアや大学の医学部教授のノ−マン・ジョーンズ博士はこの疑問の解決に一歩近づき、自分自身で不治の病とされていた膠原病を克服しました。博士がこの病気にかかったときに、信頼する友人である専門医は不治の病で、治る見込みのないことを博士に伝えました。仕方なく博士は自分の体を専門医に任せるのはやめて、自分自身で治療の道を探し始めました。博士の探し当てた方法とは、面白いコミック誌やビデオを集めてきて、それを毎日見て、大声を出して笑って過ごすというものでした。こうして毎日を過ごすうちに体中の関節の痛みは薄らいで行き、自分で歩けるようになり、半年後には元の普通の生活に戻ることができるようになりました。いまだに多くの医者は、この出来事を奇跡が起きたくらいにしか思っておりません。そして、なぜ軌跡が起きたのかに注目する人もあまりないのです。また、体の中で起こるあまり知られていない現象に、意識を持っていくとそこにあった痛みや不快な感覚が消えていくということがあります。けがをしたとき、食べ過ぎた時、悔しい思いをしたときや悲しい思いをしたとき、痛みや不愉快な感覚が体の中に生じます。多くの人はこの感覚を消そうとして痛み止めを飲んだり、抑えつけようしたりしますが、体の原理（生命エネルギーの働き）から考えると、実は反対のことをしているのです。今度そのような目にあったら試してください。私の言っていることが理解できるでしょう。どこか怪我をして痛かったら、その痛いところに意識を持っていき痛みをそのまま感じるようにします。感じないふりをしたり、抑えつけたりするのではなく、正面から受け止め感じるままに感じるのです。初めのうちは痛みが余計広がったり強まったように感じることもありますが、そのような場合でもあわてる必要はありません。感じるままに感じていると、やがて全く感じないほどに痛みが薄らいでいきます。また結果として、傷の治りも早まります。
偏頭痛などにも大変効果があります。初めのうちは少し勇気が必要ですが、痛みの走ったところに意識を持っていってみてください。初めのうちは痛みが強くなったような感じがしますが、すぐにうすらぎ消えていきます。そして、その後は頭がすっきりとして集中力や判断力などが戻ってきます。この方法は、悲しみや悔しさなどの感情と共に生じる不快な現象の解消に大きな効果を発揮します。ほとんどの人が感情と共に生じる不快感を押し殺し、体の中に抑え込んでいます。そして、これがストレスとなって体の変調をきたすのです。思い当たる人は最近の悲しかった時や悔しかったときのことを思いだして下さい。そして、その悲しみや悔しさが体のどこにあったのかを思いだして下さい。悲しみを感じた時に起きていた体の不快な感じがどこにあったのか、ということです。悲しみを感じていた時の事を思い出し、体の中に意識を向けると、「胸が締め付けられるような感じ」「喉のところに熱いものが流れるような感じ」などの変化が感じられます。それを感じられるままに感じるのです。すると、その不快な感じは自然に消滅していきます。無理に抑え込んでしまったり、感じないふりをした時とは違い、その後はすっきりとした落ち着いた気持ちになり、頭の働きがよくなります。悔しい感じのときも同様にして処理することができます。「おなかのあたりに冷たい塊がある」「手足がブルブル震える」「頭の中が熱い」。体に意識を向けるとこのような不快な変化を感じることができます。多くの人が無意識のうちにこの感情を抑えつけてしまったり、感じないふりをしているようです。そうせずに、感じるままに感じるのです。しばらく感じていると自然に消えていきます。消えたとは一回り大きくなった自分を実感することができます。そして抱えていた問題や悲しみや悔しさの原因を根本的に解決する勇気がわいてや力がわいてきます。教えられて判ることなど、人生では少ない 所詮自分で苦労して掴むしかない知恵のほうが圧倒的に多い。 |
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