47都道府県の民謡

こきりこ節

こきりこの竹は七寸五分じゃ
長いは袖のカナカイじゃ  

(はやし) 窓のサンサもデデレコデン
はれのサンサもデデレコデン

万(よろず)のササイ放下すれば
月は照るなり霊祭(たままつり)  

窓のサンサもデデレコデン
はれのサンサもデデレコデン
昭和思い出の歌へ 
大化の改新(約1400年前)の頃から田楽として唄い継がれてきたと言われている古代民謡です。
越中五箇山・上梨白山宮の祭礼に歌い踊られてきました。山深い里でひっそりと唄われていたこきりこ節を昭和26年頃、西条八十氏が発見し採譜して、全国に広めました。昭和44年に中学校の歌唱教材に。「こきりこ」が演じられる際、唄に合わせて「しで踊り」と呼ばれる女性による奉納舞、男性が「ささら」を持って勇壮に軽快に踊る「ささら踊り」、それに何も持たずに踊る「手踊り」の3種類の踊りが添えられます。
昭和39年フォークグループのMFQやカスターズが「こきりこ」を歌いました。軽快なこきりこ節はこちら
ふるさとの訛りなつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きに行く 石川啄木(「一握りの砂」明治43年)
「ああ上野駅」関口義明詩・新井英一曲・井沢八郎唄・昭和39年
どこかに故郷の 香りをのせて 入る列車の なつかしさ 上野は俺らの 心の駅だ
配達帰りの自転車といえば、クリーニング・酒屋・出前持ちとなりますが、
「でっかい夢」=独立を夢見て頑張る、故郷に錦を飾るという出発点「上野駅」でした。
私たちには意識があります。
そして、脳は情報を記憶することができます。では、膨大な情報はどこに、どのようにして記憶されているのでしょうか。私たちの持っている根本的情報とは遺伝子情報です。それは、分子の配列という形式のDNA情報として存在しています。遺伝子情報を分子の配列ということに置換しているわけです。また、私たちは生まれて以来、外部環境から知覚されるさまざまな情報を内部環境に蓄積しています。この場合も、外部の情報をある形式に置き換えて記憶していると考えられます。例えば、ある風景を見た時、それは、脳の中にその画像イメージとして記憶されます。思い出す時もその風景イメージが浮かんできます。これは無意識のうちに行われています。その証拠として、前に見たことのある風景は二回目に見た時、私たちはそれを覚えているという印象を受けます。前に一回会ったことのある人にふたたび会った時、その記憶がよみがえってきます。これは、音楽や味覚、臭覚でも同じことがいえます。五感から入ってきた情報はそのままの感覚で記憶されていることが分かります。本を読むという作業は私たちが日々行っていることですが、本を読んだ後、その内容を覚えています。この場合は、どのようなしくみで記憶が行われているのでしょう。文字は視覚を通じて入ってきます。風景のようにそのまま文字の画像として記憶したのでは、その情報はまったく意味をなし得ません。文字の羅列をある概念に置き換えるという作業を脳は行い、その概念の形式で内容を記憶しているのです。情報を概念化するには、脳は思考という作業を行わなければなりません。この記憶方法は、分子の羅列を生物体の設計図とする、DNAの情報記憶法に似ています。文字の羅列としての文章を読んだ時、脳は思考という作業を行い、文章の内容を概念情報の形で記憶しています。
思考停止状態では本は読めません。ふだん私たちは、思考を左脳で行っています。本を読んでいる時も、左脳で思考しながら記憶しているのです。それでは、琴直感の脳であるといわれる右脳を使った場合、どのようきとが起こるのでしょう。風景や美しいものを見た時、あるいは音楽や虫の音などを聞いた時、私たちは右脳を使っています。その時、右脳は思考しているのでしょうか。文字情警右脳を使って記憶する場合、概念化を行いません。概念情報で記憶する時は左脳で行いますが、右脳は文字情報を単なる文字の聾して記憶します。すなわち、右脳は本の軍枚の美しい絵や、美しい風景を見るようにして、そのままの状警記憶するのです。しかし、ここからが問題です。本の頁を→枚の絵として記憶するにしても、それはあくまでも絵であって、思い出す時も絵として思い出されるはずです。なぜ吾ば、文字を概念化する作業、すなわち思考が行われていないからです。しかし、概念化が脳のどこかで行われるならば、概念の形で思い出すことができます。もしそれが可能ならば、一冊の本などものの数分で読めるはずです。なぜならば、本の頁を絵を見るのと同じに記憶すればよいのですから。その作業は右脳がしますが、その時、概念化は行われていないため、本の内容は分かりません。文字の羅列情報だけが右脳に記憶されているだけです。この文字情報を左脳へ送り込んで概念化することができるならば、記憶した本人でさえ分からないことがらや発想が出力されてくることでしょう。右脳にはこのように、もう一人の自分がいるのです。
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