気功は、硬気功と軟気功に分けられます。硬気功は、武術気功ともいわれるように、武術によって「気」を鍛練するという方法であす。
この気功をマスターすれば、超人的な力を発揮することができます。
話題になった「気」で人を吹っ飛ばすというのも、硬気功の一種です。
軟気功は、別名医療気功と呼ばれるように、人を癒す気功です。
健康や医療のために行われます。
軟気功は、外気功と内気功に分けられます。
外気功は気功師が発する「気」によって人を癒す方法で、内気功は太極拳のように体を動かすことによって「気」の流れをよくする方法です。
病気治しは外気功で健康維持は内気功と言われています。
外気功を受けるにしろ、内気功を行うにしろ、長く続けることが最も大切なことです。
過去のメルマガより
物質とエネルギーの変化の公式がありますが、荘子の「気が集まればすなわち生、気が散ずればすなわち死」というような表現は、見えな いエネルギーが高密度に集まれば生物になるが、それが拡散すれば死ぬのだという物質感、生命感を示していて、通ずるものがあるようです。
それで、気の第一の特徴といえば、「潜」なのですから、見えない、ということです。見えないからなかなか「客観」として扱うことが難しい のだけれど、「直感」することはできる。あるいは、一定の方法を用いれば必ずだれでも体験することができる、そういうものです。気功はそ
ういう見えないがだれでも体験できる世界についての科学である、ということができます。科学といっても客観ではなく直観だというのですか ら、自らこれまでの科学とは違うものです。それは実践と体験を通じてしか認識できない科学です。それは当然に科学のあり方、人間の自己認
識のあり方に何がしかの変更を迫るものです。日本の気が心理や気持ちにもっぱら関わっているからといって、気功とは関係ないということは もちろんありません。運気(気をうごかす)、採気(環境から気を入れる)、発気(環境に気を出す)などといっても、それは「その気になる」
、そのようにイメ-ジすることによってしかできません。気とは物質としてもあるものなのに、非物質と作用しあうということがわかります。心と身体、心と環境の、近代科学ではまだとらえきっていない複雑な関係は、これから気の科学が発達するにつれて解き明かされるでしょう。
非常に古い伝統を持つ中国の哲学史全体が「気とは何か」をめぐってのものだったというので、それを短く表現するのは容易なことではありま せんが、いま見えている世界だけが現実なのだと考えるのでなく、もうひとつの世界があるという立場から世界を見ていくこと、そしてその二
つの世界に存在している私たちが、その見えない力をうまく認識し使うことで、ほかならぬそのエネルギーが凝縮したものとしての私たちの生 命をもっと輝かしくしていくのが気功なのだと取り敢えず定義して一区切りにしたいと思います。手で文字や図形を読んでしまう子供たちがテ
レビで話題になりましたが、これもー人の女の子が中国で身につけたこの能力を披露すると、次から次へとその能力の輪が広がっていった。精 神世界ブームなどのさまざまなブームも、マスコミの影響はあるものの、それ以上に、ある方向へ進もうとするエネルギーがある一定のレベルを超えると、急激なエネルギーの伝播が始まる。このようにエネルギーには移動していくという性格があります。その性格を知れば、持ち物や付き合う人に対して、細心の注意を払わなければならないことは明らかです。
☆ 気功医療も基本は信頼関係
気やエネルギーをうまく使う方法が気功です。
数年前は、オカルトの一種として興味本位に取り上げられていただけだったが、ここ数年で、その位置づけは大きく変わった。病気治しだけではなく、自分自身を見つめ、人生を見直すといった精神世界の中でもその主流をなすようになってきました。気功とは何なのか、大まかに触れると。
薬は「飲むもの」であることは当たり前だと考えられている。しかし、今でも薬を「服用」するとよく言うのはなぜだろうか。「飲用する」 ではなく「服用する」 のである。 この「服用」という言葉は、薬がかつてはどういう形で使われていたかを表している。つまり、薬は服につけることによって病気を治療するものだった。ただ身につけるだけで病気が治ってしまうのが薬だった。 そんなことなどすっかり忘れられてしまっているが、エネルギーを取り入れるという意味では、身につけるだけで治ってしまう薬があっても不思議ではない。 葉っぱを持つだけで体調がよくなるという話もあり、これも葉っぱの高いエネルギーの影響を受けての変化です。できるだけ生命力の高いものをそばに置いたり身につけることが、自分自身のエネルギーを高める重要な方法なのです。
もう一つ、気軽にできるのが、呼吸を利用する方法。
リラックスして椅子にでも畳の上にでもいいが座って、吐く息から始める深呼吸を何度も繰り返してみると、何か体がフワッと軽くなったように感じるはず。その感覚に意識を集中しながらさらに深呼吸を続けると、体がユラユラと揺れ出す。
この揺れは、外気功を受けたときの揺れと同じ性格のものである。
一度や二度では、揺れる体験はできないかもしれない。
しかし、何度かやっていると、必ず感じてくる。それが、今必要としている動きであり、その動きによって気を取り入れ気の流れをスムーズにしているのです。散歩にしろ、太極拳にしろ、外気功でも呼吸法でも、わずか三〇分で体と心の変化が感じられるはず。気が充満し、その充満した気が心にプラスの感情を満ち溢れさせる。そして、それが幸せな気持ちを生み出し、人にも優しくなりつまらないことで怒ったり、くよくよしたりもしなくなる。運動することは体にいいといわれる。これは、肉体を鍛えるという意味でとらえられがちだが、本当は気をうまく取り入れ、気の流れをよくするための運動でなければならない。そういった運動を続けることが、想念をプラスにし、その結果として人生そのものもプラスになっていくのです。
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