ストレスの原因になっている、価値観(その人の持っている価値基準)の話をします。ある人は、疲れ切って倒れてしまうまで仕事を続けます。
ある経営者は、自殺をしてまで会社の借金の精算をしようとします。
ある人は痩せるために死ぬような目に会っても食を拒絶します。
反対に、人生の楽しみを優先させ、仕事を二の次にしている人、すぐにリストラをする経営者、太ることを全く気にしない人・・・。どちらが、良いとか、悪いとかということではありません。それが、その人の持っている価値観(価値基準)であり、それがストレスの原因になっているということなのです。
倒れるまで頑張ってしまう自分
ある女性は、倒れるまで仕事を頑張りつづける人でした。残業を厭わず、休日出勤を厭わず倒れてしまうまで頑張ってしまうのです。東大を出て、仕事も出来て、頑張ってくれる人ですから会社も彼女に期待をしていました。しかし、彼女はこのように頑張ってしまう自分が本当は好きでは有りませんでした。どこかで、この姿は本当の自分ではないし、これが楽しいと感じているわけではないのです。が、何か役割を与えられると頑張ってしまう(頑張らずにはいられない)自分がいつもいるのです。彼女はあるとき、セミナーに参加しました。そこで思い出した事がひとつ有りました。それは、彼女が小さい頃お母さんがよく言っていたことでした。彼女の母親は彼女を抱きながら「お前はね、みんながお前のことをいらないと言っていたんだよ。でも、お母さんはお前の事を愛していたから生んだんだよ」と、事有る毎に彼女に話している場面でした。彼女は戦争中に何番目かの女の子として生まれました。食料がなく、戦争中の事でしたから女の子の誕生は家族から余り期待をされていなかったようです。
幼い頃心の中で決めたこと(価値基準)は何?
この言葉を思い出した瞬間に彼女は、幼いときに心の中で決めたことを思い出しました。いらないと言われた子供が生き延びていくためには、皆から必要な子供であると認めてもらわなければなりません。「周囲から認められような人になること」「周囲の人々から必要であると思われる人になること」が幼い心の中で彼女が決めたことでした。ですから、一生懸命に家の手伝いをする。学校に上がれば頑張って勉強をし、そして東大に合格。卒業して一流と言われる会社に入り、倒れるまで仕事を頑張ってしまう。このことがわかったとき、彼女は一晩中泣き明かしたと話してくれました。いままでの彼女の人生は、彼女の為ではなく、周囲の人に自分を認めさせるためにあったのです。また、彼女は「みんなが、いらないと言っていたんだよ」という言葉ばかりにこだわっていて、「お前のことを愛していたから生んだんだよ」という母親の言葉を忘れていたことにも気付いたのです。そして、また誰も「一生懸命頑張らなければ、おまえは存在してはいけない」とは誰も言っていなかったことも思い出しました。このことが、分かってから、彼女は倒れるまで頑張ってしまうこと、周囲に自分を認めてもらおうとする考えを止め、自分の為に人生を楽しむ事、自分の言いたいことをはっきりと相手に伝えることを始めました。そして、嫌いであった自分自身が大好きになり、活躍しています。
☆ こうして価値観を見直してみよう
自分の価値観(価値基準)は、どこからやってきているのでしょうか? そして、それはあなたを幸福にするものなのでしょうか?それとも、あなたを苦しめる価値観に変わってしまっているのでしょうか? そのことを見直すことが大切です。そして、それは次のような手順で見直すことが出来ます。現在、生活や仕事をしていく上でどのようなときに強いストレスを感じますか?。それらを、箇条書きに書き出してみてください。例えば、残業しなさいと言われ嫌々ながらしているとき。会議でプレゼンテーションをしなければならないとき。営業のためにお客を訪問しているとき・・・。書き出したものの中で、一番強いストレスを感じるものを選びだし、そのストレスが身体のどこに、どのような感覚で現れるのかを感じてみて下さい。ほとんどが不快な感覚(私は、それを"嫌感"と名付けています)として現れてきます。例えば、胸のあたりが鷲掴みされるような不快な感覚。のどのあたりが締め付けられるような不快な感覚。お腹の当たりが、煮えくり返るような感覚・・・。その、嫌感を自然に消えるまで感じるままに感じてください。また、そのような不快な感覚がいつ頃から自分の中にあるのかを思いだしてください。思い出せる範囲の、一番初めの時(一番昔のこと)を思い出してください。そのとき何があったのですか?何が起きたのですか?できるだけ詳しく思いだし、書き出して下さい。例えば、子供の頃お母さんがよく「お前はね、みんながいらないと言っていたんだよ」と言っていた。幼稚園の頃、母親と父親がよく言い争いをしていた。物心ついた頃から、何かある度に、母がお前がいるから家を出ずにいるんだ、と言っていた。 そのとき、どのような嫌感を、身体のどの部位に感じましたか?その身体の変化も書き出して下さい。そして、その嫌感を自然に消えてなくなるまで、感じるままに感じて下さい。
その時に、あなたが心の中で決めたことは何ですか?どのようなことですか?
ここは、とても、自分の価値基準が出来上がったとても大切なことです。思い出そうとすれば、必ず思い出せます。思い出して書き出してください。一つだけだとは限りません。例えば、「周囲から認められような人になること」 「周囲の人々から必要であると思われる人になること」、「自分の言いたいことをはっきり言わない」、「他人は信用できない」、「自分より力の有る人の言うことには黙って従う」・・・などです。その決め事に対して、そうしなければいけないということを、あなたはだれかに確認を取りましたか?取ったとすれば、誰に確認を取ったのですか?。そのようなことを決めたことによる、あなたの利益(あなたが得たこと)はなんだったのですか? 例えば、面倒なことに巻き込まれずに済む。悲しい思いをしないで済む。父親、または母親の悲しそうな顔を見なくて済むなどです。その価値基準(価値観)を、いまだ継続して持っているべきですか?手放すべきですか? 現在のストレス状況をみて自分で選択をして下さい。 大切なのは、よい、悪いではなく。現在の状況に会わせて選べるようにしておくということです。あるときは、一生懸命頑張ばることを選択しなければならないでしょう? あるときは、上司の言うことをジッと耐えて言うことを聞いていた方がよいでしょう。でも、あるときには、適当に力を抜くことも大切です。言いたいことを、相手にはっきり伝える事も大切です。
ここからは、ストレスを軽減し、心身を癒してくれる、癒しの方法についてお伝えしていきます。不安や恐怖を解消し、心身の疲れを深 く癒します。試してみて下さい。人間の皮膚からは癒しの波動が出ています。
最近「癒し」と言う言葉が流行語のようになってきました。
この癒しの原点を遡ってみると、おかあさんに抱かれていた子供の頃に行き当ります。
お母さんに抱かれ、おっぱいを含ませてもらっていた頃の気持ちを思い出してみてください。 この安らぎは一体どこからやってくるのでしょうか?
調べてみるといくつかの原因を探し出すことができます。 参考文献
そのひとつは、人間の皮膚がかすかに振動をして、音を出していることです。その振動は8〜12ヘルツで人の耳では認識することは出来ません(20ヘルツ以上の音でなければ私たちの耳では聞き取ることができないからです)が、この振動数はちょうどアルファ脳波(心身がゆったりくつろいでいるときに現れる脳波)と同じ領域の振動になります。そして、このようなアルファ状態の振動に触れたとき、私たちの心身はゆったりとくつろいでくるのです。また、心身の情報処理能力が高まり、悩みを問題の答えが自然に見つかり、強い意志と、生きる喜びが沸き起こってきます。まさに、生命エネルギーが溢れ活性化してくるのです。 次回は「簡単にできる気分転換の方法」について、お話をします。イライラしたり、鬱になったり、気分的に袋小路に陥ってしまったと思うときに試して下さい。ボディ・リフレッシャー、に興味がある方、セミナーのお申し込み、お問い合せにつきましては下記にお願いいたします。 ヒーリングを受けたい方、ヒーリングを学びたい方は レイキヒーリング
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