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心のエネルギーの話
最近、健康であるかどうかは自分に責任があるとよく言われますが、それが少し誇張されているように思われることもあります。第一、すでに病気になっている人に、病気になったのは自業自得だと告げたところで何の意味があるでしょう。しかし、エネルギー・システムが詰まる主な原因はストレスや否定的な態度であることは明らかです。また、言うまでもなく、バランスのとれていない食事、酒、たばこ、さまざまな薬などによって体を酷使したことも原因のひとつです。従って、多くの病気は治療で治るけれど、本当に健康を取り戻したければ、生活様式や生きる姿勢を変えなくてはならない。受身の態度でいたのでは治療プロセスは促進されない。また、「自分に責任がある」と言っても自分ひとりで苦闘しなければならないということではなく、他の人の助けを求めそれを受け入れることは、自分を救うことの一部なのです。実際、なぜ病気になったかは第三者に指摘してもらわないとわからないことが多い。自分で事態を見極めたり、どんな悪い習慣を持っているかを自覚したりすることがいかに難しいか事あるごとに思い知らされる。病気になってはじめて健康とは何かを悟る事が多い。いくら助言しても、その助言を受け入れ、治癒の初期段階に「転ばぬ先の杖」的な注意を守るかどうかはその人次第です。一度エネルギーが蓄積されると、正しい栄養をとり、心の持ち方をしっかりさせておけば、エネルギーを維持することができます。健康を保つのに一番必要なのは人生に対して肯定的な態度をとることです。否定的な態度とストレスがほとんどの病気の根底にあります。それからもちろん、自分を破滅させるような悪い習慣がつくのも否定的な態度やストレスのせいなのです。もちろん誰でも「肯定的に考える」ようにと忠告を受けたことはあるでしょうが、必ずしも忠告通りにできるとは限らない。肯定的なものの見方をするとどういうことが・・・。つまり、多くの人の場合、肯定的な態度によって、それまで閉じられていたドアが開くのです。また、ゆったりとくつろぐ技法や心を広げる行法をすることによって開きます。ストレスは最近マスコミでよくとりあげられるので、それが癌をはじめとするいろいろな病気の原因となったり発病の引き金となったりすることはよく知られています。ストレスを受けると本当に病気になることが多い。心配したりこわがったりしているとアドレナリンが増大し、そうなると否定的なエネルギーが体内に鬱積し、各種の器官が本来の働きをしなくなる。が、堅調を緩める方法や種々の行を習った入は、ストレスのために病気になるというようなことがなくなる。精神的なショックによってひき起こされたストレスも身体と心に大変な害を与えるが、ヒ−リングを受けるとこうしたストレスは驚くほど和らげられます。ヒ−リングを予防のためのものと考え、精神的なショックを受けた時に利用すれば、心のエネルギーはもっと健康と強さを保つことができることとおもわれます。だれでも自分の心のエネルギーを豊かにし、それをもっと創造的、肯定的に使う可能性を秘めています。心はエネルギーであるということをぜひとも忘れないでほしい。心のエネルギーは潮が満ち引きするように、満ちたり引いたりするがままに任せなければならないのです。自由な心になるには肯定的な姿勢を身につけるのが一番です。肯定的になっていると、心のエネルギーは自動的にやすやすと流れます。否定的になっているときは心のエネルギ−は内部に引っ張り込まれ、脳や身体をおし縮めている。肯定的な態度も、否定的な態度も雪だる
ま式に膨れ上がる。肯定的な気持ちでいると、ますますしあわせになり楽観的になる。それに反し、否定的な気分でいると不幸せになり悲 観的になるだけである。憂鬱になっていると、脳は否定的なエネルギーに抑えつけられ、うまく機能することができなくなる。思考は混乱し、脳で正常な化学変化が起こらなくなる。肯定的な態度を身につける一番簡単な方法は否定的に考えないようにすることです。気持ちを落ち着けて筋道立てて考えてもすぐに解答が得られない場合には、解決策が得られるまで棚上げにするとよい。
心のエネルギーの話（2）
お喋り帖 ＞ 心のエネルギーの話（2）
人と人との関係は良い時もあれば悪いときもあります。がどんな時でも貴方はいつもの貴方であり、幸せで、心は安定している。とはいえ聖人である必要はありません。ちょっとの間あなたを怒らせたり、悲しませたり、残念がらせたりする人は必ず出てくるものなのです。あなたが怒ったり悲しんだりするのは自然です。けれども、そういう否定的な反応した場合、それが長引いて生活に支障をきたすようなことがあってはなりません。文章に書きあらわすことによって鬱積した感情を取り除くようにしましょう。そうして消してしまうのです。あなたを幸せにする人もでてきます、これは予期しない贈り物です。恐れは、自分で考え、筋道だった振る舞いをし、大切な決断をする能力を破壊します。おそれがあると他の人に自由を奪われてしまい、本当の自分の考えを口にする勇気がなくなります。だから、思い切って発言した後の結果を恐れて人の陰に隠れいるというようなことがあってはなりません。また、あなたがするべきこと、してはならないこと、あなたのあるべき姿を他人に描かせてはならないのです。
勇気を出して、どんな人生にしたいかは自分で決めなくてはなりません。あなたが望んでいることはあなたしか知りません。
あなたの望みは、あなたのつれあいや友達の望みとは違うでしょう。
もしあなたが自分にとっていいと思うことのために努力しないなら、進歩がないでしょう。毎日の生活がつまらなくても、自分には他の人にない面があると思うと面白くなってくるのです。あなたという人は他にいないのです。だから、自分を取るに足らない存在だと思ってはなりません。他の人の機嫌を損ねまいとその人の言うがままにしていると、お互いに不幸になるだけです。勇気を奮い起こして自分に忠実に振る舞い、肯定的な態度を維持するようにしましょう。どんなものも、また誰をもねたんではなりません。ねたみもまた、極めて破壊的で否定的な感情です。一度肯定的にものを考える習慣がついたら、途方もない可能性が生じたことになります。あなたは自分なりの仕方で他の人と同じところまで登ることができ、同じような成果を上げることができるのです、脳が心のエネルギーを抑えつけられていた状態から解放され、十分に機能することができる、ということです。あなたの心は、一度自由になると飛び立って宇宙の心の中に入り、自分の進むべき方向やなし得る事柄についての直観的な認識を手にして帰ってきます。肯定的な態度から得られる報酬は計り知れないほど大きいのです。
一生涯胸の踊る体験できるのです。否定的な感情の中で一番怖いのは憎しみです。もしだれかから耐え難い不快感を与えられたら、それを自分の心の糧とし、あとは忘れてしまいましょう。愉快や幸せのみを感じ、不愉快や苦痛を体験しないとしたら、そこには進歩はありません。だから、自分が憎しみを抱いていることを認め、憎しみの情を体験しなさい。が、いつまでも憎んでばかりいてはいけません。憎しみの情にひたってばかりいると心のエネルギーは心の奥へ引っ張り込まれ、潜在意識に押し込まれるようになります。これによって脳と体がいかに大きな損害を被るかが分かれば、そうした感情を即座に追い払いたいと思うようになるでしょう。貪欲も持たないようにしなければならない感情です。たいていの人は、守銭奴のようにため込んだとしてもその四分の三も必要としません。人間はお金をためるのが好きであり、それ自体害はありません。しかし、財産なり成功なりが簡単に手に入らないなら、不可能なことを成しとげようというストレスに満ちた状況を生み出したりなどせず、とりあえずはあきらめましょう。心を自由にするがままに任せると、驚くなかれ、財産と成功は向こうからやってくることになります。
西野流足芯呼吸: 意識で息を足の裏からゆっくり吸い込んでいったん丹田に入れ、さらに肛門、背骨を上らせて、頭頂に達したらそこで軽く息を止め、体の前面を再び丹田までおろして、そこから足芯に向けて吐き下す呼吸法。