蛍の光蛍の光 窓の雪 書よむ月日 重ねつついつしか年も すぎの戸を あけてぞ今朝は 別れゆく |
「蛍の光 窓の雪」は中国晋の車胤が貧乏で油が買えず蛍を集めてその光で書を読み、孫康も貧しく窓の雪明かりで書を読んだという「晋書車胤伝」の故事からとの事。永六輔氏によると「ハッピーバースデイ」についで世界で二番目に多く歌われている曲だそうです。原曲はスコットランドの言葉で「遥か遠い昔」Auld
LangSyneという題。今なら新学年になると、すべての教科について一人一冊ずつ持っている。明治初期には、自分で持っている子もいたが、石盤・石筆と同じように、
教室に何冊もの教科書がおいてあって、それを借りて使う子が多かった（予習・復習をやらなくてすむ？） 今なら教科書というとスベスベした紙で、糸なんかどこに使ってあるのか、影も形もない。これは洋書のスタイル。明治初期の小学校教科書は、和紙を表紙ごと糸で綴じた和綴じの本でした。和紙は、木の繊維を取り出して手ですいた紙、非常に丈夫でした。和紙に印刷したものに表紙を付け、糸でかがって製本する。洋書スタイルの教科書は、中等学校や高等学校（現在の中学校、高校とは違う）の英語とか数学とかで明治初年から使っていたけれども小学校の教科書は江戸時代の本と同じくずっと和紙・和綴じだったのです。少なくとも明治の前半期まで
は、ほとんどそうでした。明治時代の小学校教科書が洋書ふうになったのは、国定教科書になってからのこと。昭和２４年から 五年の教科書に掲載。蛍はなぜ光るのでしょうか。蛍の発光器には発光細胞があり、その中にある発光の元になる化学物質がルシフェリンです。ルシフェリンは、ルシフエラーゼ酵素との酸化反応により発光します。ルシフェラーゼは分子量5万程度のタンパク質です。ルシフエラーゼによってルシフェリンが酸化されると同時に蛍の光を発します。酸化されたものをオキシルシフェリンと言い、光を出し終わると、元のルシフェリンに戻る可逆反応です。蛍は、求愛活動の刺激に基づきルシフェラーゼが分泌され、ルシフェリンがオキシルシフェリンになった分、光を発しています。この光を冷光と言い、発光の際にほとんど熱を発生しません。光の色は生物がもつルシフェラーゼ酵素の種類によって変わります。読書には200ルックスの光が必要とされるので、1匹の蛍の光を3ルックスと見積もると、約70匹が一箇所で同時に発光してくれないと読めないことになります。蛍の光で活字が読めるようになるには、たくさんの蛍が飛び交う豊な自然環境が必要になります。夜空を飛び交う蛍以外に発光する生物には、ホタルイカ、ウミホタル（動物性プランクトン、ミジンコの一種）、夜光虫（植物性プランクトン）、チョウチンアンコウ（深海魚）などいろいろといます。老子や荘子が、「道は常の道に非ず」というのは、ひとつの道はない、それが道だといっているわけでしょう。 ただ、ひとつあるとしたら、何かが起こったらどうするかということを、自分の人生ではありうるはずがないとおもわないで、可能なかぎり、予測しておくことです。たとえば本能寺の変でも、豊臣秀吉は、織田信長が死んだら自分はどうするか、というのは常日頃絶対考えていたとおもう。ずっとシミュレーションしていたからこそ、あっという間に戦場から引き返すことができたのではないか。 必ずしも平坦な道だったわけではないはずです。 苦しいときに、自分は何をやりたかったのか、あるいはそれまでみえなかったものがみえたりしたでしょう。 あるいは、厄介な交渉事に出向いても、相手はこう出てくるだろうな、と想定したりするのが楽しくなったり……。 過去のほうが圧倒的に夢やロマンがあるようにおもえてしまうのはいかがなものでしょうか。 逆に、人には胸躍る未来なんてないのではないか、時代が熟れすぎた果実みたいでとても甘くて食べられない、あとは落ちて腐るだけということになっているのではないか、と……。 人間がたぶんいちばん驚くのは、知らないことを知ることより、自分が知っていることを引き出されたときです。たとえ知らないとおもっていても、実は自分のなかにあったもの、思い当たるものだからですよ。 ですから、未来のことより、過去のわかっているものから引き出された方が、驚きが大きいのですよ。 人間は二千年前から変わっていない、ということを中国史は教え、感動させてくれる格好のテキストなんですね。 パワーストーン広島 / パワーストーン水晶天然石 次はむすんでひらいて
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