優良遺伝子を読みとかせる指令をするイメージ
私達のからだが膨大な数の細胞でできていることは、皆さんも良くご存じだと思います。
赤ちゃんでも3兆個、体重60キロの人だと60兆個もの細胞でできています。
人間の身体は色々な部分で成り立っていて、見た目や働きは随分違っていますが、これらの細胞はすべて同じ遺伝子が組み込まれているのです。たとえば髪の毛と爪と皮膚。この三つを見ても、とても同じ仲間とは思えないでしょう。しかし、これらは全部細胞と呼ばれるもので、構造と働きは基本的に同じ。
そしてその細胞の働きを決めている遺伝子も全く同じなのです。 つまり、元をたどればたった一個の受精卵が分裂を繰り返していき、必要な数に達すると、途中からは「お前は手になれ」「お前は足になれ」「俺は脳にいく」「俺は肝臓になる」と役割を決めて機能分担していきます。
遺伝子は細胞の核の中にあり、ここにDNA(デオキシリボ核酸)という物質がありますが、この物質こそ私達が遺伝子と呼ぶものなのです。DNAは螺旋状の2本のテープになっていて、このテープの上に4つの化学の文字で表わされる情報が書かれています。この情報が遺伝情報で、そこには生命に関するすべての情報が入っています。この遺伝子は二重螺旋構造になっていますが、生命のすべてのものが同じ二重螺旋構造を持っており、そこには宇宙エネルギーや生命エネルギー(気)と呼ばれる同じエネルギーが存在することが分かりました。
このエネルギーは能力開発に重要な役割を果たす、不思議な性質を持っています。超能力が起きる意識状態をゼロ意識(変性意識状態)といいますが、このエネルギーは意識をゼロにした時に、初めて作動します。
ですから、深いリラックス状態をつくることが不可欠なのです。そして、そのゼロ意識で明確に望む姿をイメージしたときに私達の優良遺伝子がオンすることが分かったのです。
☆ からだ、こころ、スピリットについて
ひとが生殖行為で新しいボディをつくると、そこにスピリットが宿ります。それがひとの生命の始まり。スピリットは両親の遺伝子の影響を受けて独自のからだとマインド (こころ)を形成、ベビーとして誕生します。人生はスピリットにとって自己啓発のための修業の場。そこで学んだ経験を生かし、より高潔な意識体に成長、また輪廻転生します。原凶と帰結の法則(カルマ) に従い、スピリットは何かを学ぶために自分の意志で人生の筋書きを選びます。とはいえ、ひとはみな自由な意志をもつので、現実の人生が予想どおりに進むとは限りません。
そう、この人間像、ニューエージどころか、古代からひとが宗教や民族信仰として語り継いできた「魂」の存在を信じる世界観と結局は同じです。
ひとの波動
実証できない 「神秘主義」として一蹴されてきたこうした人間像を科学者が認めだしたのは、「意識」を科学的に突きとめる研究が進み、意識=スピリット (魂)=生命エネルギーと仮定した方が論理的につじっまがあうと考えられるようになったからです。心電図や脳波計、MRI (核磁気共鳴映像法) といった機器の開発により、電気製品が電気というエネルギーで動くのと同じようにひとのからだにも微細エネルギーが宿り、それがからだの働きだけでなく意識の働きにも大きく影響していることは目に見えるようになりました。
物をすべてエネルギーとしてとらえることに気づいたのはアインシュタインです。またその後の量子物理学によれば、物の最小単位とされる原子も実は固体ではなく、太陽の周りをまわる惑星のように原子核の周りを小さな電子がまわっている「小宇宙」。その小宇宙を構成する電子などの素粒子は、ある視点から見ると実体をもつ「粒子」でありながら、別の視点から見ると次元を超、意光のような「波動」であるという二面性をもっているのです。
ひともそうした憤子の集まり。ひとは実体であると同時に生命エネルギーの波動と見ることもでき、その波動は私たちが信じる時や空間の概念を超、意多次元の世界に広がっているのです。こうした本当の「ひととなり」について知ることは、多くのひとにとって、それだけで大きな癒しです。なぜなら、ひとにとっての壷の恐怖が死で、常にそれがこころやからだをおびやかすストレス源となっているからです。
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