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心と身体のサイエンス　>　健康長寿に丹田呼吸法をという話

健康で幸せに生きるには、
簡単な丹田呼吸法を実践してもらったところ、薬も注射も使わないで、いろいろな病気が治っていったといいます。丹田呼吸法を行なえば、百歳まで生きる健康長寿も夢ではありませ ん。「ありがたい」気持ちを丹田呼吸法に、丹田呼吸法は吐いた時におなかをぺしゃんこにへこませ、同時に心のマイナスの思い、体の不調が出ていくイメージをします。吐く時間は八秒。次に息を吸い、同時に光のエネルギーが第三の眼（額の真ん中）を通じて体内に入り、全ての細 胞を甦らせるイメージをしましょう。これも八秒かけて行ないます。次に八秒間息を止め、この時下腹をふくらませて、ここに入ってきたエネルギーを落としこみます。すると腹庄が強まり、全身の血行がよくなります。この呼吸を一サイクルとして、三十回、五十回、百回と、できる だけ多く繰り返すのがよいのです。
丹田呼吸法を続けると自然に心も正しくなり、イメージしたことが実現する力も強まってきます。丹田呼吸をどれぐらいするかがイメージ実現力が深まるカギです。五分や十分の丹田呼吸では足りません。深めようとすれば一日一時間、二時間もするのがよいのです。丹田呼吸法は潜在意識の中に入っていく作業です。正しいやり方がわからないと効果は出ません。いちばん大切なのは心の持ち方です。自分の意識が変わらないと深まりません。大切なのは、心のくもりを取ることなのです。マイナスの意識を持ち続けて、イメージが見えない、見えないという思いが心の深いところにあるとダメなのです。信じない気持ちが心の底に働いていると、丹田呼吸法を三十分やっても一時間やってもダメでしょう。 まず、自分の心をのぞいてください。そうして思っていることを書き出してみましょう。プラスに考えていることが多いかチェックしてみまし ょう。人のことをとがめる習慣はありませんか。なんでも人のことを批判するという気持ちがあればマイナスです。
どんなことが あっても、すべて感謝で受け止め、いつもありがたい、ありがたいで過ごしている人は、次々にありがたいことが起こってきます。それが心の 法則です。
丹田呼吸法を毎日百回続けてやってみましょう。
すると、おのずから間脳が開けてイメージが見えるようになります。

　健康長寿に丹田呼吸法を２

　 呼吸法について、さらに詳しく。
人は道を求めて生きるべきであるのに、それを忘れて心貧しく生きています。利を考えて生き、心がひ ねていたり、縮んでいたりします。これは心の波動値が低く、心の栄養不足の状態です。
　心の波動値とは、その人の持つ人間としての精神的エネルギーの高さを言います。
その波動値が高いほど、人は健康に生き、大きな仕事ができます。
どうやってその心の波動値を高めればよいのでしょうか。
その答えが先に述べた丹田呼吸法をすることなのです。「丹田呼吸法」は心の波動値を高めます。
丹田呼吸法をすることによって、人は天と一体になることができます。
波動とはエネルギーであり、「気」なのです。気という概念は古くからあります。

宇宙は気＝エネルギーに満ち、そのエネルギーを呼吸によって取り入れ、生きることが「天人合一」の方法なのです。古語にも「天地一切 と同体になれば真丹を得」という言葉があります。真丹というのは大道のこと、不老長生の秘訣のことで、元々は元玄真丹と言い、昔は仙人の みが知っていて、凡人には伝えることはできない、とされていたものです。昔、この元玄真丹の秘宝を広成子（老子の別名）という仙人が黄帝 に伝授したということになっています。この真丹の法を知って生きれば、人は皆健康で長寿を楽しむことができるのです。真丹の法は、丹田呼 吸法をして生きるということです。
呼吸法と次の四つによって不老長生に。
①食生活を変えること
砂糖や添加物の入った食品や、成長促進ホルモンなどが注入された肉類等をとるのをやめ、果物や食物の種子、葉、 ナッツ類、花粉、はちみつ、野草類などをとること。
②マインド・パワーの支配
　マインド・パワーとは意識の力です。
自分が健康になり、若さにあふれた姿をイメージします。
イメージにはイメージしたことを実現する力があります。
このイメージの利用法を知ることが大切です
（イメージの活用法については館のＨＰを見てくださ）
③運動と筋肉のバランス刺激法
　マラソンは細胞の働きを高め、同時に全身の筋肉をバランスよく鍛えます。（できる範囲で）
④呼吸法
呼吸法は普通の浅い呼吸法ではなく、ゆっくり深い呼吸法を。吸息、止息、吐息から成っている、丹田呼吸法を。特に止息をしだ いに長くしていきます。止息をすると、その時に天とつながることができ、天人合一の境地に達するのです。真丹を得る秘法を行ないます。そ れをすることによって、心を空にすることができ、心を空にすると天とつながり一体になることが可能なのです。
健康長寿に丹田呼吸法を３
　人間はもともと宇宙と一体なのです。
これからの最も賢い生き方は、宇宙と一体の意識を常に持って生きることです。宇宙と一体の意識 を持てば病気を治すこともできるし、運命を好転させることもできます。どうしたら宇宙と一体になれるのでしょう。心を空っぽにして、空っ ぽの空間に入ることです。空っぽの空間に入ると鮮明なビジョンを得ることができます。昔お釈迦さまは瞑想することによって、この境地に入られ、悟りを開かれました。その時の瞑想呼吸法をアナ・パナ・サチ呼吸法と言います。 アナは吸息を表し、バナは吐息を表し、サチは守意（イメージ）を表します。息を止めて、空になる状態に入るのです。
空海もまたこの呼吸法をして悟りを得ました。空海は「しゃびょうむい」の大切さを唱えました。「しゃびょうむい」とは心を空にすることで、 心を空にすれば悟ることができると説いたのです。人は元々宇宙と一体で、悟った存在なのです。でも私たちはそれを知らず、無明の世界に生 きています。無明の世界とは迷いの世界ということです。
仏教では、人間の心の段階に無明という段階があると言います。無明とは事物の真相に明らかでない状態を指します。この段階では人は真 理を知らず、神を知らず、大自然がわからず、小さな自我にこだわっています。空海は、ここから心を空にする修行を行ない、その結果、悟り の境地に入ることが大切と教えているのです。　古来から多くの偉大な高僧たちが、人生のごく初期の段階からこの問題に目覚め、修行をしま した。その結果、やがて師と崇められる高僧となっていったのです。曹洞宗の開祖、道元禅師は十六歳の頃、仏教では「人間本来悉有仏性（し つうぶっしょう）」と言っているのに、なぜ古来から高僧たちはさらに志して一生懸命勉強するのかと疑問を持ちました。

「人間本来悉有仏性」というのは、人間は元々仏さまと同じで、悟った存在であるという意味です。若い頃の道元はこの疑問を比叡山の師 たちに聞きましたが、誰一人答えられませんでした。そこで中国に渡り、四百余州をめぐりました。しかし、それでもこの疑問に答えてくれる 師にめぐり会えず、あきらめかけていた時、白髪の老人に会い、「天童山に行って、如浄禅師に会うがよい」とおしえてもらいました。
　道元はこの如浄禅師に会うことによって、その答えを得ました。
道元禅師から得た答えは次の通りでした。
この法は人の分上に豊かに備われりと言えども、未だ修せざるには現れず、証せざるに得ることはなし。その意味は、「人間はもともと悟った 存在なのだけれども、修行することなしにはこの境地に達することはできないのだよ」という意味です。

西野流足芯呼吸: 意識で息を足の裏からゆっくり吸い込んでいったん丹田に入れ、さらに肛門、背骨を上らせて、頭頂に達したらそこで軽く息を止め、体の前面を再び丹田までおろして、そこから足芯に向けて吐き下す呼吸法。

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