links 有名な宝石
ダイヤモンド
コランダム（ルビー・サファイア）
ベリル（エメラルド・アクアマリン）
クリソベリル（アレキサンドライト・キャッツアイ）
トパーズ
ガーネット
ジルコン
トルマリン
一言あります スターやキャッツアイはどうして生まれる？
宝石を丸いカボションカットにすると、「スター」や「キャッツアイ」と呼ばれる効果が現れるものがあります。キャッツアイというのは、石の表面に一条の光が現れるもの。キャッツアイ効果といえばクリソベリルのキャッツアイが特に有名ですが、まれに他の石でも、同様の効果が現れることがあります。さらに光の筋が2本、3本になると、スターと呼ばれます。こうした白い光の線は、見る角度によってゆらゆらと動き、非常に神秘的であることから、珍重されています。この不思議な光がどうして現れるのかというと、石に含まれる繊維状組織などの不純物が原因です。繊維状組織が同じひとつの方向に並んだとき、キャッツアイ効果が現れます。複数方向に並ぶとスター効果が生まれます。もちろん、宝石を研磨する技術師たちは繊維状組織の方向を読み、効果が最大限に現れるようにカットしています。カットの仕方によっては、せっかくの効果がうまく出ないこともあります。
コランダムCorundum ルビーRuby 通常は白か灰色をしているが赤いコランダムをルビーという コランダム（鋼玉）は、アルミニウムが酸素と化合してできた酸化鉱物の一種。片麻岩、接触変成岩、花崗岩ペグマタイト、熱水変質岩などの真に見られ、六角柱状や六角板状の結晶形をもつています。硬度が9と、ダイヤモンドの次に硬い性質のため、研磨材としてよく使われています。 コランダムは通常、白か灰色をしていますが、クロムを含むと赤色を帯び、この赤系続のコランダムをルビーと呼んでいます。名前の由来は、ラテン語で「赤」を意味する「邑eu且。歴史は古く、古代インドでも「宝石の王」として珍重されていました。現在、ルビーの産地としてはミャンマー、タイなどが有名です。また、青い宝石としてよく知られるサファイアも同じコランダムの仲間です。宝石界では赤いルビー以外は、どんな色でもサファイアと呼ばれますが、鉱物界では少し異なり、深い赤色のルビーと青色のサファイア以外のものは、コランダムと称します。
ルビーの最高級品ピジョンブラッド
ルビーの最高級品といわれているのが、ミャンマーのモゴツク地区で採れる「ピジョンブラッド」です。このピジョンブラッドは「鳩の血」という名前の通り、深みのあるワインのような赤色をしています。まず、この色の膿さが価値の第一条件。ピンク色のものは、ピジョンブラッドとは認められないのです。
しかし、色が濃ければいいというわけでもありません。色が濃くて、なおかつにごりがなく透明感があること。そして濃淡の色のバランスがいいこと。これらの条件を満たすことも必要です
パパラチャ・・・ピンクオレンジのコランダム。最近人気が高い宝石のひとつ。
ピジョンブラッド・・・色が濃くて透明感のある最高級のルビーを、特にピジョンブラッドと呼ぶ
サファイア・・・・青いコランダムをサファイアという。
コラダムCorundum サファイアSapphire コランダムの色による呼び名の違い
さまざまな色があるサファイア
宝石界では、コランダムのうち、ルビー以外のものをサファイアと呼んでいます。
一般に青色のサファイアがよく知られていますが、青い色になるのはチタンを含んでいるためです。
サファイアには黄色や緑など、さまざまな色があり、色に応じてイエローサファイア、グリーンサファイアなどと呼ばれて流通しています。ピンクオレンジのものは特にパパラチャと呼ばれて、最近、人気を集めています。また、ピンク色のものはピンクサファイアと呼ばれますが、基本的な発色の原理はルビーと同じです。どちらも結晶を構成するアルミニウム原子の一部がクロム原子と入れ替わっているのですが、色が薄いとルビーではなく、ピンクサファイアと分類され、市場価値も下がってしまうのです。なお、黄色になるのは、少量の鉄さびが原因と考えられます。
青いサファイアの最高級品は？
いっぽう、青いサファイアのなかでも、特に美しいものはブルーサファイアと呼ばれて珍重されます。現在では枯渇してほとんど採れませんが、インドのカシミール地方で産出するものが最高級品とされます。コーンフラワー（矢車草）のような、深みと透明感のある青が特徴です。
スリランカ、マダガスカル、タイなどでも産出します。また、石をドーム型にカットすると、6条の光のラインが中央で交差して星が浮かんでいるように見えるものがあります。これが「スターサファイア」です。
ルビーにも「スタールビー」という、同じように星が浮かんで見えるものがあります。ベリルへ
