哀れの少女吹き捲く風は かおを裂きみるみる雪は 地にみちぬ あわれ すあしの おとめ子よ 別れし母を よぼうらん |
同曲「故郷の人々」（はるかなるスワニー川）も有名。この年１８８７年に官吏任用制度が始まります。 この制度の優先的地位を与えられたのが、旧東京帝国大学法学部（無試験任用）でした。 この特権制度は私学関係者から非難が沸き起こりましたが、帝国大学の採用で、人員不足の場合に限り、私学から試験採用となります。 帝国大学に入学するには、全国に5校しかない官立高等中学に入る必要があった。ここに熾烈な受験競争が始まります。 とくに東京の第一高等中学校（のちの旧制一高）は他の中学より有利なため全国の秀才が集中。 １８８８年の第一高等中学校の受験者は１６００人、合格者は２５０人でした。悩みというのは人によって様々であり、おびただしい数のバリエーションが存在するように思われます。ところが、じつはあらゆる悩みのルーツをたどると、たったひとつの要因にいきつきます。その要因を象徴するのが、心理学でいう「バース・トラウマ （誕生による精神的外傷）」、つまり人間は誰もが母親と分離するときにトラウマを負う、という説です。このバース・トラウマの奥深くに、さらに本質的な要因がひそんでいる、と考えられます。はじめて聞く人は不可解に思うかもしれませんが、それは「宇宙から分離している」という感じであり、それを「セバレーション（分離）感覚」と名付けました。じつは、瞑想法などの宗教的修行法をきわめていくと、次第に宇宙との一体感が増し、同時に人は悩みから脱却していくことが知られています。それを仏教では「空」、ヒンドゥー教では「ブラフマン」という概念で説いています。修行に縁遠い人にとっては、とても直感的に受け入れ難い概念かもしれませんが、これはあらゆる宗教や哲学のベースになっている基本コンセプトなのです。もちろん、胎児にとっては母親が宇宙のすべてですから、バース・トラウマというのは、最も原初的な「セバレーション感覚」の発露にほかなりません。このように、とくに修行をしていない人は「宇宙」を意識しませんから、その代替物として、母親、父親、パートナー、友人、上司、会社などとの「セバレーション感覚」、つまり愛情不足・サポート不足や裏切りに悩むことになります。人間として生まれた以上、バース・トラウマから逃れようがないのと同じく、誰もが「セバレーション感覚」を強く持っています。にもかかわらず、悩みに押しっぶされてしまう人もいれば、積極的な人生を切り拓いている人もいます。 その遣いは何でしょうか。じつは、トラウマとかセバレーション感覚というのは、必ずしも悪いものではなく、それが偉業を達成するための戦いのエネルギーに昇華することもあります。逆にいうと、悩みの深い人ほど大仕事をする可能性があります。二十世紀における社会のリーダーは、ほとんどがこのパターンでした。つまり、悩みに対処する方法論は二つあります。ひとつはセバレーション感覚やトラウマのエネルギーを戦いのエネルギーに変えて、攻撃的な人生を歩む方法。もうひとつは、セバレーション感覚そのものを減少させていく方法です。後者は、人間の自然な意識の成長・進化の方向性と一致します。じっは、意識の成長・進化には、階層的な構造があり、そのステップごとに典型的な悩みのパターンも対処法も異なってきます。それを、初期自我、中期自我、後期自我の各ステップごとに詳細に記述します。 いまの自分の悩みのパターンを分析することにより、自分自身がどの意識レベルに属するか、判定が可能です。なお、自我の発達が未熟だと、セバレーション感覚を戦いのエネルギーに昇華することはできません。後期自我の次のレベルである成熟した自我のレベルに達すると、一般の人の典型的な悩みのパターンからは脱却できます。しかしながら、また別のパターンの悩みが発生するため、悩みがなくなるということはありません。人間にとって、悩むことは避けて通ることのできない宿命であり、悩むために生まれてきた、といっても過言ではないでしょう。二十一世紀の社会のリーダーは、悩みを戟いのエネルギーに変えている人から、セバレーション感覚を減らしていった人に次第に移行していくでしょう。それが人類の自然な流れですし、社会の進化なのです。セバレーション感覚を減らすためには、普通の社会生活をしているだけではだめで、心して何らかのトレーニングをしなければなりません。瞑想などがその有力な候補です。 パワーストーン広島 / パワーストーン水晶天然石 次はさくら
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